経営知能
『経営知能 リーダーは育てるより、探し出せ』 ジャスティン・メンクス 高遠裕子訳 光文社
なんだ、そうだ。
経営感覚を持て、持てとよく言われていたけども、いったいコストはどのくらいかかっているのか、管理費を完璧ブラックボックス化しておいて、これだけ売上が必要だと、わめかれても、少しも理解できなかった。
なぜ、その売上が必要なのか、また利益は、どれだけ必要なのか、実際の数字を提示もせずに、言われたことをやればいいんだと言っておきながら、経営感覚を持てと、びーびー言われてもさ、磨けないんだよね。コスト意識と経営感覚って、そこには大きな違いがあると思う。
つまり、そう言えばいいという机上の空論で、ものを言うから混乱する。
そこに必要なのは現場や、実際の業務に対する知識だけでなく、知恵がなければならない。知識だけではなく、物事をを具体化するための考え方を出すための知恵がいる。
その知恵をいかに見いだすか、また、その知恵(この場合は経営知能と言っている)はいかなるものか。
を解いている。わかりやすいし、具体例も出してくれる。
IQだけではなく、EQだけでもないと。
IQで思い出すのは、ヴァン・ヴォークトというSF作家。やたらIQが高い主人公が出てくるのだけど、あっと驚いたり、物忘れがひどかったり、どう考えても頭悪いんじゃないのとしか思えぬのだが、この場合も知恵が足りないのね。よく飲みに行くスナックの客で、ぼくはIQ140なんだと言う、とんでもない自慢をする方もいらっしゃいますが、やはりIQだけではないのですよね。
参考にはなるが、しかし、まさにこれに適合するひとは1000人にひとり、いや、万人にひとりかもしれない。
まさに、自分がそうなんだと思うひともいるだろうし、探せないのは会社が悪いと思うひともいるでしょうし、実践しているんだと思うひともいるでしょう。
が、出るひとは出る。
それに成功したひとというのは似た考え方をするのも、また事実である。
成功例は、いくつかのパターンに似ていく、失敗のパターンも、また同じ。
分析過程が興味深く、久々におもしろい(不謹慎か)と言える経営本だった。
まあ、この本の通りに実践しようとは思わんけどね。別の意味で片寄りそう。











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