武器よさらば
アーネスト・ヘミングウェイの名作である。光文社古典新訳文庫で読む。
この古典新訳文庫、なかなかにいい。訳者の選択でも思わず、うならせるものもあるし、改めて、古典、その意味を考えさせてくれる。どうしても教科書で学ぶということで、学校を思い出してしまうのだけど、最近、昔の作品もいいのかなあと思いはじめている。
で、少しずつ読みはじめている。
第一次世界大戦を背景としたイタリアでの男女の逃避行。中盤、なんとなくかったるいのだけど、後半の疾走感は得難いものがある。
ハードボイルドな文体。有名な会話体の「殺人者」という短篇があるが、硬派な文章、翻訳でも充分に伝わるような気がする。原文では、とてもじゃないけど手が出ない。
悲劇にまで昇華しえるその魅力。改めて、すごい作家なんだなと思う。
映画はいにしえの昔、見た記憶があるが、ほとんど覚えておらず。そのためか、小説で存分に楽しめた。
ヘミングウェイの翻訳リスト作成時に、様々な文献にあたったのだけど、う~む、そんなにすごい作家なのか、ならば、本腰を入れて読もうかと思った。本当に今回、他の作品も読みたくなった。
カタストロフィ、そんな表現をしたくなる名作である。











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