『アイ・アム・レジェンド』
ウィル・スミス主演で再映画化。そう、1970年代にチャールストン・ヘストン主演の映画は見ました。
原作よりも後に。映画化名は『オメガマン』
たまたま、そうなってしまったのだけど、最初はハヤカワ文庫NVの『地球最後の男』、1977年。映画は1971年。
原作は、暗い救いようにない雰囲気のままに進む破滅テーマの名作。この作品が凄かったのは、細菌に侵された人間が吸血鬼になってしまう点。当時、読んだわたしも絶句。
ロメロの『ゾンビ』が出てくるのは、この後だが、ゾンビは吸血鬼と言えないが、ショックが大きかった。
インパクトは未だに強く、個人的にこうしたサバイバルものを好むのは、マシスンの影響が大きい。
あと、ホラーで素晴らしいのが『地獄の家』映画化名『ヘル・ハウス』も傑作。
吸血鬼ものというと、ブラム・ストーカーの『ドラキュラ』以降、そのパターンに目新しいものは少なく、この1954年に書かれた『アイ・アム・レジェンド』を、様々な変奏曲吸血鬼ものの嚆矢となるように感じる。
アン・ライスの『夜明けのヴァンパイア』以降、耽美的吸血鬼もの、日本では、『吸血鬼ハンターD』等のアクションもの等、陸続と登場する。
エロティシズムと吸血は、確かに『ドラキュラ』あたりから、その様相があったが、アン・ライスがはっきり打ち出したのは、才能だろう。しかし、アン・ライスの諸作はかったるいなとしか思えないのだけど。
異色ものと言えば、ウイルスに侵されゾンビとなる文学的とでもいうか、ルーシャス・シャパードの『緑の瞳』もある。個人的には忘れられない作品なのだが、好みは分かれる。
ともかく、ファンタジーには定番の吸血鬼、ヴァンパイアという読み方になってしまったが…。
ちなみに女性吸血鬼は、レ・ファニュの『吸血鬼カーミラ』が、その祖であるようだ。
懐かしい作品が再映画化。
本が出るたびに読むマシスン。いいんだよね。わりと忘れられているけど、スピルバーグの『激突』は、このひとの原作。しかし、映画もいいが、原作もいい。埋もれた傑作ちゅうか、映画が有名すぎて、かすんでる。











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