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2007年12月

2007年12月11日 (火)

スティーヴン・キング『セル』

今年はじめ、キングの『ダークタワー』全7部作、全17冊を、一気に読んで、食傷してしまい、当分、キングはいいと思っていたのだが、携帯電話でゾンビになると聞いた以上、読めねばなるまい。

なにせ、ロメロの『ゾンビ』は傑作だと今でも思っているのだから、だったとしたら、キング版のゾンビを読まねばなるまいって。

ゾンビもいろいろあるのだが、唖然としたのは、トマス・ブロックの『超音速漂流』、大気圏外を飛ぶ飛行機というか、宇宙船というかの中で、無酸素状態の為に乗客がゾンビになってしまうというとんでもないお話し。

この間、読んだジョン・J・ナンスの『軌道離脱』、ど素人が宇宙船を地球に着陸させるというとんでもねえ話しもあるが、『超音速漂流』は、もっと傑作である。

『アイ・アム・レジェンド』の吸血鬼のあとは、ゾンビか。

しかし、いまひとつであった。パターンがあるんだよね、キングも。

ディーン・クーンツほどではないにしろ、先日、読んだディーン・クーンツの『ハズバンド』は、いつものパターン、パターンと思いつつも、はまっていく自分が嫌だ。しかしだよ、クーンツの一番、よくないのは、ど素人がやっぱ超人になっていってしまうんだよね。『ハズバンド』でも同じ。しかし、おもしろかった。『セル』よりも、おもしろかった。

ぼちぼち枯れ気味なのかね。ムアコックみたいに、ひとつのサイクルというか、ストーリーに、無理矢理ダークタワーに集約してほしくないんだ。

読んでる方もすれっからしというところか。

個人的には、『IT』で終わっているのだが。

しかし、身近なものを利用して、ホラーにしてしまう手際はうまい。

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