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2008年1月24日 (木)

『MM9』山本弘

「『シム・シティ』って、ゲームあったよな」

「あるよ」

「ある程度、町を大きくするとさ、火事とか、水害とか、竜巻でぶっ壊したくならねえかい」

「あのな、それはおまえだけだろ」

「でさ、なぜか、怪獣っていうのが災害であったよな」

「あるな」

「怪獣は災害か?」

「そう言われると困るが、まあ、自然災害になるんじゃね」

「ゴジラだって、キング・コングだって、人為的に起こした結果じゃないのか」

「それならばだ、火事も水害も人為的な問題だろ」

「そうか、なら怪獣も災害か。なら、その被害はどう測ればいいんだ」

「は?」

「だからね、怪獣って、身長とか体重とかで大きさを計るだろ。しかし、寝てばかりとか、おとなしい奴もいるし、あまり他に被害がないのに東京タワーだけ折っちまったり。ついでに大坂城を壊したりする凶暴なやつもいる」

「だから」

「大きさだけでは想像つかないよな。性格もあるし、その持っている特殊能力も影響するんだぞ」

「だったら、その被害を想定すればいいんじゃないか。地震予知みたいに」

「はあ、そうか、怪獣被害予想というわけか、地震の震度みたいに。怪獣が出現しました。想定される被害は震度7みたいな」

「怪獣震度だな。震源地は、その怪獣かい」

「そうだ。モンスター・マグニチュードで、MMセブンていいな」

「なんか、特撮ものみたい」

「セブンだと、ゴロが悪いから、ナインでどうだ。地震より怖い」

「なんだよ、それ。じゃ予想するのは気象庁かい」

「気象庁特別対策チームとか、なんとか、略して気特隊」

「いいじゃん、それ。いいねえ」

「よし、一本できるぞ」

「くとうりゅうも登場させてよ」

「なに、それ」

「9本の首を持つ竜だな」

「おれは、そう読まんな。ク・リトル・リトルと読むんだ」

注:山本弘さんとはなんの関係もありません。その節は、お世話になりました。たぶん、こんな発想かなというわたしの想像です。そして、傑作です。

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