アメリカン・ギャングスター
アメリカン・ギャングスター(American Gangster and Other Tales of New York) マーク・ジェイコブスン(Mark Jacobson)
ハヤカワ文庫NF
映画のCMを見ると、実におもしろそう。ついでに原作本ということで、買うが、これがまた期待とは全然違う。
ニューヨークを舞台にしたエピソードの集大成であって、原作部分は、ほんのわずか。
なんだ、これはと思ったのだが、貧乏性なのか、全部読んでしまう。
それなりにおもしろい。しかし、
わたしは、東京で暮らしているのであって、ニューヨークで生きているわけではない。
一度、ニューヨークへ行った。1996年、ワールド・トレード・センタービルもあったし、自由の女神もまじかで見られた。
ヤンキースの試合も見たし、ひとりでマンハッタンをうろつきまわった。
9・11以降、世界は大きくかわった。
この本の中でも、その温度さが感じられる。
帰りの飛行機の中から見たワールド・トレード・センタービルのきらめくマンハッタンの摩天楼を観下ろしながら、
もう一度、来てみたいと思った。
パンケーキの匂いと回転扉のかの国へ。
しかし、そこは変容している。
パックス・アメリカーナは幻想にすぎない。世界を変えるのは、時間であり、戦いではない。
また、日本の政治家もその幻想を捨てることを思いついてもいない。
哀しいことだ。











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